AYN公式がDiscordで重要なアップデートを発表しました。
Thor Batch 6およびOdin 3 Batch 7の次回プレオーダーから、ストレージ規格がUFS 4.0からUFS 3.1に変更になり、一部モデルで価格も改定されるとのことです。
公式からの発表内容
AYNのNicole氏が公式Discordに投稿した内容がこちらです。

要点をまとめると:
- Thor Batch 6・Odin 3 Batch 7の新規プレオーダー受付を開始予定
- DRAM価格の高騰によりUFS 4.0の安定確保が困難に
- Thor・Odin 3ともにUFS 3.1へ移行(新プレオーダー分から)
- Thor Base・Proモデルの価格は現状維持
- Thor Max(16GB + 1TB)は$549に価格改定
- 新構成として16GB + 512GBモデルを$469で追加
これまでの出荷分(現行バッチ)は対象外で、次回プレオーダーから適用されます。
なぜUFS 4.0からUFS 3.1に変わるのか
「ダウングレードじゃないか」と思う方も多いかもしれません。理由はDRAM市場の価格高騰です。
UFS 4.0は供給不足と大幅なコスト増が続いており、AYN側が持続可能な水準で調達できない状況になったとのことです。Base・Proモデルの価格を据え置くために、ストレージ規格の変更という判断を下したようですね。
コストアップを全部価格に乗せず、規格変更で吸収しようとしているわけです。
UFS 4.0とUFS 3.1の違いって何?
「UFS」はUniversal Flash Storageの略で、スマートフォンやAndroidハンドヘルドなどに使われるストレージ規格です。
速度の差
UFS 4.0はシーケンシャル読み取りが最大4,200〜4,300 MB/s、書き込みが最大4,000 MB/s。
UFS 3.1は読み取りが最大2,100 MB/s程度で、UFS 4.0の約半分の速度になります。
アプリの起動、大容量ファイルの転送、ゲームのロード時間などで差が出てくるということですね。
電力効率の差
UFS 4.0はUFS 3.1と比べて電力効率が約46%高いとのことです。同じ処理をするのに消費電力が少なくてすむため、バッテリー持ちへの影響もあります。
ハンドヘルドゲーム機としては電池持ちは大事なので、ここは少し残念なポイントかもしれません。
実際どれくらい体感できるか
正直なところ、日常的なゲームプレイやアプリ使用では体感差は限られることが多いです。ローカルでの大容量ファイル転送や、ストレージアクセスが頻繁なベンチマーク系の用途では数字に差が出やすいですね。
「スペックシートの差はあるけど、ゲームしてて明確に遅いとは感じにくい」というのが正直なところだといいかも。
価格変更のまとめ
| モデル | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| Thor Base | 現状維持 | 現状維持 |
| Thor Pro | 現状維持 | 現状維持 |
| Thor Max(16GB + 1TB) | 変更前価格 | $549 |
| Thor(16GB + 512GB)※新構成 | なし | $469 |
新しく追加された16GB + 512GBの$469構成は、1TBまで不要という人には選択肢が増えてよかったといえるかもしれません。
いつから適用される?
Thor Batch 6およびOdin 3 Batch 7の新規プレオーダーから適用です。
現行バッチで注文済みの方はこれまで通りのスペック・価格で出荷されますので、既存の注文には影響はありません。
まとめ
AYN Thor・Odin 3のUFS 4.0→3.1変更と一部値上げは、DRAMの供給不足とコスト高騰が直接の原因だそうです。
Thor MaxはUFS規格の変更に加えて$549への値上げと、ダブルパンチ感はあります。ただ、Base・Proモデルの価格が維持されている点と、512GBの新構成が追加された点は評価できるポイントですね。
次回のプレオーダーを検討している方は、スペックと価格をあらためて確認してから注文するのがおすすめです。